ゼンレスゾーンゼロ(ZZZ)レビュー|HoYoverseの都市アクションRPGを徹底評価
「また重いだけのスマホゲーかな」と最初は半信半疑だった。でも起動してから30分後、気づいたら画面に釘付けになっていた。これが正直なゼンレスゾーンゼロとの出会いだった。
本記事では、実際にプレイして感じた率直な印象を軸に、ゼンレスゾーンゼロ(Zenless Zone Zero/ZZZ)の魅力と注意点を丁寧にまとめた。ダウンロードを迷っている人の参考になれば幸いだ。
ゼンレスゾーンゼロとは?基本情報
ゼンレスゾーンゼロは、『原神』『崩壊:スターレイル』などで知られるHoYoverse(ホヨバース)が2024年7月4日に正式リリースした基本プレイ無料の都市ファンタジーアクションRPGだ。開発・配信元はシンガポール法人のCOGNOSPHERE PTE. LTD.で、iOS・Android・Windows PC・PlayStation 5と幅広いプラットフォームに対応している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ゼンレスゾーンゼロ(Zenless Zone Zero) |
| 開発・配信 | COGNOSPHERE PTE. LTD.(HoYoverse) |
| ジャンル | 都市ファンタジーアクションRPG |
| 対応プラットフォーム | iOS / Android / Windows PC / PlayStation 5 |
| 正式リリース日 | 2024年7月4日 |
| 料金 | 基本プレイ無料(アイテム課金あり) |
| App Store評価(日本) | ★4.3 / 5(26,180件) |
| Google PlayパッケージID | com.HoYoverse.Nap |
| アプリサイズ | 約3.5GB(iOS版) |
| 対応言語 | 日本語・英語・中国語・韓国語ほか13言語 |

どんなゲーム?魅力
舞台は謎の超自然災害「ホロウ」に侵食された近未来都市「新エリー都」。プレイヤーは表向きレンタルビデオ屋を営む兄妹の片方——ホロウ探索の案内人「プロキシ」となり、さまざまな勢力と協力しながら都市の謎に迫っていく。世界を救う大義名分ではなく、「新エリー都で生き抜く」というリアルな動機が物語の根底にある点が、他のHoYoverse作品とは一線を画す部分だ。
スタイリッシュなアクション——スマホの限界を超えた爽快感
本作で最も評価が高いのが戦闘システムだ。3名のエージェントをリアルタイムで切り替えながら戦うスタイルで、「通常攻撃・特殊スキル・回避・交代・終結スキル」のわずか5ボタンで操作が完結する。
ゲームエイトの攻略班レビューでは「スマホアクションの完成形の一つ」と評され、アクション成功時の演出——敵攻撃タイミングに合わせた「極限回避」でのスローモーション、「連携スキル」発動時の専用カメラワーク——が「俺うまっ!」感を絶え間なく与えてくれると分析している。操作は簡単なのに見た目が華やかという点が、アクション初心者にも熟練プレイヤーにも刺さっている。
4Gamerのプレイレポートでも「期待以上に”しっかりとしたアクションゲーム”。キャラ交代を軸にしたシステムの数々が楽しい」と高く評価されており、ガイドなしでもHoYoverse経験者なら直感的に遊べると言及されている。

個性豊かなキャラクター&エージェント
本作のキャラクターは「エージェント」と呼ばれ、各章の物語に深く絡む少人数のメンバーが丁寧に描かれる。序章〜一章では「邪兎屋」の4人、二章では別の4人、というように物語ごとに中核キャラが変わる構成で、それぞれのキャラへの感情移入がしやすい。
さらにストーリー中にマンガ・アニメパートが挿入される独自の演出が、キャラクターの魅力を劇的に引き上げる。「ゲーム内でそのキャラのアニメが始まる感覚」と表現するプレイヤーも多く、声優陣の豪華さと合わさって唯一無二の体験となっている。新キャラは継続的に追加されている。

グラフィックと演出——独特のアートスタイル
ゼンゼロのビジュアルは、現実とSFが混ざり合うサイバーパンク×都市ファンタジーの独自路線。90年代テイストのノスタルジックな雰囲気と最新の3Dレンダリング技術が融合し、ゲームエイトの評価ではグラフィック部門に10/10満点が付けられた。UIデザインはアニメ調で、マップ移動時のネオン看板や街の質感など細部の作り込みが際立つ。
BGMもボス戦ごとに専用楽曲が用意されており、臨場感を高める。サウンド評価も8/10と高水準だ。
コンテンツの多様性——アクションだけじゃない
メインのアクションバトル以外にも、マス目状のホロウを移動するローグライク探索「零号ホロウ」が中毒性のあるエンドコンテンツとして機能している。さらに「式輿防衛戦」「バトルラリー」「VRテスト」などの挑戦系コンテンツ、シティライフシミュレーター的なNPCイベント、ゲームセンターミニゲームまで幅広い。バージョン3.0(2026年6月18日更新)では新コンテンツも追加された。
始める前に知っておきたいポイント
良い点ばかりではない。ダウンロード前に知っておくべきことをまとめた。
- アプリ容量が大きい:iOSで約3.5GB。動作推奨はiPhone 11 Pro以上、RAM 4GB以上。古い端末では処理落ちや発熱が発生するとのユーザー報告も多い。
- ホロウ探索パートの賛否:メインストーリーのダンジョン移動は、マス目を進むだけのシンプルな作りで退屈と感じるプレイヤーもいる。ただしエンドコンテンツの「零号ホロウ」は戦略性が高く評価が大きく変わる。
- リセマラに時間がかかる:リセマラに20分以上かかり、毎回HoYoverseアカウントを作り直す必要があるため手間が大きい。
- 世界の規模は意図的に狭い:オープンワールドのような広大なフィールドは存在しない。主な舞台は「六分街」という小さな街で完結する。これを物足りないと感じるか、周回に適した快適設計と感じるかはプレイヤー次第だ。
- ガチャとキャラ排出:天井システムがあり、コンプガチャ型ではない。「ルートボックス」という表記がApp Storeのコンテンツ情報に含まれている点は認識しておきたい。
ユーザーの口コミ・評価
複数の口コミサイトから実際の声を集めた。
好意的な口コミ(ゲームエイト・SPゲームなどより)
「課金したいですってぐらい良いゲーム。キャラ・声優・ストーリー、他にも週ボス的なのとか色んな要素があって面白い」
「グラフィック、世界観、BGMなど総合的にレベルが高く、声優のラインナップも豪華。キャラクターデザインも秀逸」
「アクションゲームが得意でなくても楽しめる。操作はシンプルなのに派手で爽快」
厳しい口コミ(ゲームエイト・SPゲームなどより)
「楽しいし快適なんだけど、容量が笑えないレベル。デイリーやるだけで固まるのは当たり前」
「カメラが近い。単純に戦闘が見辛くてまともに戦えない場面がある」
「初期の都会チック×アウトロー×異種族交流な雰囲気に惹かれて始めたが、シーズン2から方向性が変わっていって辛い」
総じて、戦闘の爽快感・キャラの魅力・グラフィックへの評価は非常に高い。一方でスマートフォン端末への最適化、ホロウ探索の単調さ、ゲーム方向性の変化を惜しむ声が課題として見られる。
総合評価
| 評価項目 | スコア | コメント |
|---|---|---|
| アクション・戦闘 | ★★★★★(5/5) | スマホアクションの中でも完成度が高く、演出と爽快感が抜群 |
| グラフィック・演出 | ★★★★★(5/5) | 独特のアートスタイルと豊かなムービー演出が際立つ |
| キャラクター・ストーリー | ★★★★☆(4/5) | 少人数フォーカスの丁寧な描写が光る。世界観への好き嫌いはある |
| サウンド | ★★★★☆(4/5) | 豪華声優陣とシーンを盛り上げるボス専用BGMが高評価 |
| コンテンツ量 | ★★★★☆(4/5) | バトル・探索・ミニゲームと多彩。アップデートで継続拡充中 |
| 快適さ・UI | ★★★★☆(4/5) | スキップ・ファストトラベルなど親切設計。重量端末では発熱あり |
| 総合 | ★★★★☆(4.3/5) | App Store日本評価4.3、Game8スコア55/60と高水準で安定 |
こんな人におすすめ
- アクションゲームが好きだが複雑操作が苦手な人——シンプルな操作で派手な戦闘が楽しめる
- 『原神』『崩壊:スターレイル』が好きな人——HoYoverseの世界観構築・演出クオリティを都市SFで堪能できる
- マンガ・アニメが好きな人——ゲーム内にアニメ演出が織り込まれており、キャラへの感情移入がしやすい
- オープンワールドの「移動疲れ」に辟易している人——コンパクトで快適な「六分街」設計が心地よい
- ストーリー重視でキャラとの絆を楽しみたい人——信頼度イベントや章ごとのキャラ掘り下げが充実
逆に、広大なオープンワールド探索を求める人、アクション難易度の高いゲームを好む上級者、古いスマートフォン端末しか持っていない人には向かない場面もあるだろう。
よくある質問(FAQ)
- Q. ゼンレスゾーンゼロは無料で遊べますか?
- A. はい、基本プレイ無料です。ガチャなどのアイテム課金がありますが、ゲーム本編のストーリーは課金なしで楽しめます。
- Q. どのプラットフォームで遊べますか?
- A. iOS(App Store)、Android(Google Play)、Windows PC、PlayStation 5に対応しています。クロスプレイ・データ引き継ぎが可能です。
- Q. 推奨スペックは?
- A. iOSはiPhone 11 Pro以上、RAM 4GB以上が推奨されています。アプリサイズは約3.5GBです。
- Q. 原神や崩壊スターレイルと何が違いますか?
- A. 世界観はオープンワールドではなく都市ファンタジー。舞台は「新エリー都」という街に集約されており、周回しやすいコンパクト設計です。戦闘もリアルタイムアクションで、よりコンボの爽快感に特化しています。
- Q. 日本語に対応していますか?
- A. 完全日本語対応です。日本語音声・テキストともに収録されており、豪華な日本語声優陣がキャラクターを演じています。
まとめ
ゼンレスゾーンゼロは、HoYoverseが「スマホアクションの限界に挑んだ」作品だ。「操作はシンプルだけど見た目は派手」という矛盾を高いレベルで成立させ、リリースから約2年が経った今も継続的なアップデートでコンテンツを充実させている。
App Store日本評価4.3、Game8スコア55/60という数字は、決して誇張ではない。戦闘の爽快感、キャラクターへの愛着、独自のアートスタイル——この3点が揃っているなら、まず試してみる価値がある。容量と端末要件だけ事前に確認しておけば、後悔する可能性は低いだろう。
新エリー都への入居を検討しているなら、ちょうど今がいいタイミングだと思う。



